2023/12/09【普及・啓発】 体験学習発表会に参加

「調べ学習で自分事に」
　12/9、「浜中町　森里海をつなぐ　シマフクロウ地球の森づくり」に参画いただいている浜中内小学校の地域大感謝祭に出かけてきました。
体験学習発表会では、小学3年生から6年生がこの1年で体験的に学んだことを深堀したことを発表されました。

シマフクロウ・エイドや浜中町、町内2つの漁協さん、北海道と協定を締結して進めている森づくりについて発表した子は、室内レクチャーで私達が伝えた、1960年代にこの地域の水源域がはげ山になった画像が心に残り、豊かな海の海産物のためには、山の植樹が大切だと発表してくれました。
（戦後の拡大造によって、もともとこの地域の一次産業や多様な生物を支えてきたであろう樹齢300年以上を超す広葉樹を含め大量に皆伐され針葉樹主体の人工林になりました。森がだめになると海（河口・沿岸域）もだめになります。海がだめになれば森（陸）も。相互に関係し合っています。）

そして、自分たちに出来ることとして、奥山の植樹のこと、それを伝える方法も発表しました。
さらに、年明けにはこれを町役場に提言を行います。

子どもたちは、少し水をなげてあげれば、自分でどうしたらよいのか、他の子どもたちも一生懸命考え、指導させていただいた我々大人の範疇を超えて、真剣に自分たちの未来を創ろうとしている、そんなことを実感させてもらった時間でした。

ご指導いただいている学校の先生方もこの地域の父兄・祖父母の皆様もみんなで支えている風土があり、こちらも本当にやりがいがあります。