NPO法人
シマフクロウ・エイド

私たちの活動
地域自然循環で共存の未来プロジェクト

地域自然循環で共存の未来プロジェクト

シマフクロウを支えるありがとうの繋がりを増やし広げ
持続可能な地域創生、生物多様性保全の同時解決

概要

私たちは、森と海と人をつなぐ地域の森林生態系の頂点にいるシマフクロウを環境バロメーターとし、その生態系の再生に協働で取り組み、持続可能な地域づくりに貢献します。地域の人達主導による取組として定着していくことで地域自然循環を促し、一次産業の持続的な資源保護や防災機能を回復させ、生物多様性の保全や、北海道を代表する希少生物の環境再生の同時解決に結び付けます。
持続可能な地域創生で、生物多様性保全を促し、希少種との共存へ繋げます。

 

どのように守るのか

皆で知り、皆で守る

森林そのものが、地域とのかかわりの中で、さまざまな水やミネラル、大気など、地域に恩恵を与えています。地域の人々がその地域の森に親しんだり知ることと同時に、その自然がどのようになっているのか、管理の仕方、保全の仕方を考えます。
皆で知って皆で守ることで、人々と自然が調和した豊かな社会となり、その生態系を繋げられます。

生きものが環境を評価

シマフクロウの保護調査では、川や森を歩く機会が沢山あります。
生きものが沢山いる川と森、生きものが少ない川と森はセットだと気づきます。
水生生物が沢山いる川には魚も多く、上流には決まって良い森があります。落葉広葉樹が主体の針葉樹が入り混じった混交林です。多様な生物が生息していて、保水能力が高く大雨による川の水位上昇にも持ちこたえられます。
一方、水生生物が乏しい川には魚影も無く、河畔周辺や上流には針葉樹が主体の森や伐採地などが広がっています。保水力が低く、大雨による洪水、川の水位低下、地下水の枯渇をもたらし、生態系全体の劣化に繋がります。

森と川と海をつなぐもの

水源となる広葉樹の森の恩恵を受けているのは水生生物や魚、それを食べる陸の生物だけではないことは、漁業者が教えてくれました。
ミネラルを貯えた地下水は、昆布や魚介類に必要な栄養で、将来にわたり漁業を続けていくのに、その元になる山の広葉樹が無くてはならないものだと。
“海は森の恋人”で取り組みが各地に広がった生みの親となる畠山重篤さんの言葉です。「元々、海を豊かにしていた山の木々は広葉樹などの雑木林なんです。その落ち葉が時間をかけて蓄えられてできた腐葉土から作られる「フルボ酸」が鉄と結合し、「フルボ酸鉄」と呼ばれる栄養素になって、川から海に流れ込むことで、生命の食物連鎖に必要な鉄分を含んだ植物性プランクトンが生育される。その循環によって豊かな海が約束されているのです。ふるさとの文化を大切にする。それは他所の人まねではないから、広く世界の方々にも受け入れていただいているということなんです。」

落葉広葉樹の森の恩恵を一番受けているのは、海の生きものであり、私たち人間なのです。
私たちの暮らしに必要な水や食料を与えてくれるはずの環境が、今どのような現状にあるのかを生き物を通して見て知ると、これから何をすべきかが見えてきます。

流域保全という視点

一本の川の水を取り巻く周辺の広いエリア、水の環境を「流域」という広い視野で捉えると、流域全体に広がる山地や草地などが一つのまとまった環境として見えてきます。流域保全という視点で地域の環境を見直すと、個々の動植物の保護や、一次産業や私たちの生活に欠かせない健全な水資源の保護、防災までもを含めた環境保全が叶うことが分かります。広大な流域でもとりわけ末端にある「水源林の保全」や、雨水を保水し水辺周辺の生態系を支え、防災の役割も担う「河畔林の保全」が重要です。

またいくつもの「水系と水系が出会う境界(分水嶺)」周辺の保全も重要です。大小様々な生きものが行き交う経路であるため、生物多様性や土地全体の生態系の回復を進める力を促がします。

この大きな生態系の保全(つながり)を必要としている代表的な生きものがシマフクロウであり私たち人間です。
シマフクロウの生活圏と地域の人々の生活圏の多くが地域を覆う水系を通して重なり合っているのです。
地域の生態系全体の回復を促していく優先エリアの保全・管理に、多様な主体と協働で取り組んでいきます。

ありがとうの繋がりを町全体に広げる基本構造(水系)

出前授業「シマフクロウも人も喜ぶ地域作り学習」にて小学生が作成した、シマフクロウのありがとうのつながり図

 

シマフクロウ・エイドとSDGs

持続可能な開発目標SDGsとは… 
2030アジェンダ国連広報センターのホームページはこちらから

シマフクロウ・エイドの事業と関わりのあるSDGs目標

SDGs17の目標4を起点に、15,14,6,11,6,17を推進します。