シマフクロウは、開拓以前北海道中に生息していたと推定されています。
しかし、開拓や急速な開発によって住む場所が激減し推定約70羽で絶滅寸前となり、
国や研究者によって保護事業が34年前開始され、現在も保護活動は継続中です。
今年3月、保護の成果で165羽迄数が増えた事が発表されました。
しかし現在、増えた個体が安定して暮らせる生息環境の保全がこれからの課題になっています。
これを踏まえ、私達は約30年にわたり実施されてきた今まで明らかにされていない給餌の実態について、
明らかにする初の実態調査に取組んでいます。
昨年は、つがいのみの年の一日の利用状況や季節による利用状況、体重変化等により給餌の効果が分かってきました。今年は親子3羽での展開で調査中です。
■ご寄付の募集■
調査は、24時間動画により録画したものを編集・記録する作業を毎日4-5時間実施しています。
2016年8月から、個人法人の皆様からのご寄付や助成金により継続することができました。
今年は助成金を取得して実施をしておりますが、下記①は除外となります。
②は2017年に購入し毎日フル稼働してきましたが、代替のものが必要になってきました。
①上記写真の観察小屋を維持するために引いている電気代、灯油代 14000円×5ヶ月
②生データを記録するハードディスク代 550,000円
ご寄付は「守りたい寄付」からお願いします
この成果は、定着地を探すシマフクロウの生息環境の保全に役立てていく予定です。
活動へのご理解ご支援をいただけますよう よろしくお願い申し上げます。
平成30年12月12日
NPO法人シマフクロウ・エイド 代表理事 菅野正巳