●ぼくたちを森で見かけても、追いまわさないでね!
皆さんが家でくつろぐように、ぼくたちもそうしたい。「森が家」なんです。
●ゴミのポイ捨ては今日からやめて下さいネ!
皆さんにとっていらないものでも、ぼくたちには時に凶器となり、
亡くなる仲間がいるのを知ってますか?
●山奥や川に危険物をぜーったいに捨てちゃだめだよ。
土壌が汚れ、川をつたい、やがて海へ注がれ、広く生態系が悪化するんですって。
遠くに捨てに来られても、ゆくゆくは皆さんのもとへ戻るしなかなか直せないんだって!
●川沿いの旗が架けられているところは、低速で車を走行してください。
ぼくたちを見つけたときは、遠くから静かに見守ってください。
巣箱のかかった木には、近づかないようにお願いします。特に、1月~6月頃までは、子育てで大変な時期ですから、近くでみなさまを見つけただけで、お父さん・お母さんフクロウはとても緊張してしまいます。どうか子育てに専念できるようご配慮ください。
お父さん・母さんフクロウからのお願いです。
私たちを写真に収めるために、長い時間、巣や給餌池の近く、なわばりの中に居続けるのはおやめください。
私たち、のんびりしているように見えて、実はとても感じやすい生き物なのです。あの長い望遠レンズを向けられると、狙われているようで怖くなります。遠くからでも殺気を感じてしまいます。神経質な仲間は、卵もヒナも放り出してしまうくらいです。
どうか、私たちを静かに過ごさせてください。
スポーツとして魚釣りをするみなさまにお願いです。釣った魚をぜひ川に放してください。魚は私たちの貴重な食べ物です。
リリースした魚が元気を回復できるように、返しのない釣り針を使ってください。スポーツフィッシィングとして難度の高い技が要求される道具を使い、自然の中で釣りを楽しんでくださいね。
魚の多い川が魅力的なのは、釣り人のみなさまも私たちも同じです。キャッチ&リリースで、いつも魚のいる川を残してください。
申遅れましたが、私たちの食べる魚の量は、とても少ないものです。みなさまと競争する気はサラサラございません。
かえしのない釣り針ってなぁに??
くわしくは、NPO法人バーブレスフック普及協会 にきいてみよう!
写真撮影など、一時の興味関心で、個体に近寄り過ぎたり、
大切な繁殖期に生息地に入り込むなどの行為があとを絶ちません。
その影響で、シマフクロウは、やっとの思いで見つけた安住の土地を
自ら立ち退かなければならなくなることがあります。
その代償は、新たな繁殖地を探す途中の交通事故→死亡 につながることがあります。
シマフクロウは生態系の頂点の生きものだからそこを守ることは
私たちや私たちが暮らす環境を守ることにつながっています。
小さな小さな行動もみんなでやれば大きな力になります。
皆さまのご協力をよろしくお願いします。